「人のあかし」稽古場から・・・・・・ GOJU

今、秋の公演「人のあかし」に取り組んでいます。

60年前中国に抑留された日本人戦犯に対し中国の撫順戦犯管理所の施設職員(スタッフ)は 

身内や家族を彼らに殺戮された悔しさと悲しみと恨みを持ちつつも、人道的に対応したという 

歴史的事実をはじめて知りました。

戦犯ち950名は皆、裁判を受けたが、一人も死刑にならずに釈放され日本に帰国しました。

中国の人たちと約束した、平和・反戦・日中友好の3つを果たすため、

社会からアカと罵倒されながらも次の世代に、二度と同じ過ちを繰り返すことがないようにと

自分の罪業を語って証言する活動を続けてきました。

(本になった土屋芳雄の証言が今回の作品の原作となっている) 

それから20年を経て、戦犯たちは中国へ謝罪の旅に。

互いに仇であった双方が涙をこぼしながら固い握手を交わし

深い友情を超えた関係になったのです。

とても、とても、うーんと時間のかかることではあるけれど、

誠意は必ず相手の心を動かすのだという事だと思います。

世界的にも稀な事として「撫順の奇蹟」として歴史に輝いています。

そしてそのことを知った若い世代が「受け継ぐ会」を立ち上げて今も活動をしています。



私はこの感動を今回の舞台で観客に伝える役を受け、

日々○○しています。(この気持ちは言葉になりません) GOJU